2011年1月16日日曜日

童話 


 今日も昨日の童話の続きです

 ヴィオラは、オリンドのように体に絵の具を塗ろうと思い付いたのでした。そして、体に絵の具を塗り、オリンドの所へ向かいました。ヴィオラの存在に気づいたオリンドの顔はすぐに赤くなりました。しかし、この時ばかりは、恥ずかしさがヴィオラの顔に浮かび、彼女の頬はたちまち桃の様にほのかに色づいたのでした。
 
 
オリンドは言いました「君の頬は桃色になっているよ。」その時、一瞬にしてヴィオラの頬はピンク色から赤色に変わったのでした。ヴィオラは激しく大声で「心が今燃えている。」と言ったのでした。そうすると、オリンドは「私の心も燃えている。」と心が実に燃えているのを隠し、平静を装いながら答えたのでした。ついに、二人とも各々の気持ちを打ち明けることが出来たのでした。

  

 二人ともとても嬉しかったものですから、森林の中を散歩することにしました。森林の中を進んで行きますと、森の中に病院があり、その病院の窓から顔を出している少女を見つけたのでした。オリンドとヴィオラはその少女が寂しそうに思えました。彼らは下から、その少女を呼び、彼らの元に降りてくるよう尋ねたのでした。しかし、少女は「降りられません・・・病気のせいで動けないのです。」と、か細い声で答えたのでした。

 彼らは少女に降りるように訊いたことを後悔し戸惑いを感じていました。その時、ヴィオラは、少女の周りのすべての物、少女が窓から見られる物、木や花、果物、鳥そして壁にもたくさんの色をつける事を思いついたのでした。

          
 
 すべての物に色を塗った後、彼らは病院の窓から顔を覗かしている少女を見たのでした。彼女は微笑みながら、彼らにこう言いました。「今まで、こんなに鮮やかで陽気で素晴らし世界を見たことがない。」 その日から、この少女は季節の変化を感じながら楽しい時を過ごしました。

 コンクールの結果発表は2月、良い結果だったらいいな~

 

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